ごまには、大きく分けると「白ごま」「黒ごま」「金ごま」の3種類があります。色や香りに違いはあるものの、栄養成分的には、大きな違いはありません。風味が良くお料理を美味しくしてくれる「ごま」。そんな「ごま」に含まれる栄養素と、離乳食ではいつから食べられるかご紹介します。
ごまに含まれる栄養素
不飽和脂肪酸(リノール酸・オレイン酸)
ごまの成分の約50%は、脂質です。その脂質を主に構成しているのが、リノール酸やオレイン酸という不飽和脂肪酸です。リノール酸は、人の体内でつくることができない、必須脂肪酸のひとつです。血中のコレステロール濃度を下げると言われています。オレイン酸は、LDL(悪玉)コレステロールを上昇させないといわれています。ただし、取りすぎには注意が必要です。
良質なタンパク質
ごまの成分で2番目に多いのがタンパク質。約20%を占めています。ごまのタンパク質は、アミノ酸がバランスよく含まれています。
食物繊維
ごまの成分の約10%が、食物繊維です。ごまには「不溶性食物繊維」が多く含まれており、腸内で水分を吸って膨らみ、それによって腸を刺激し排便を促すという働きがあります。
ビタミン、ミネラル類
カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル成分がバランスよく含まれています。また、ビタミンB1、B2、B6やビタミンEなど、抗酸化作用のあるビタミンが豊富です。
ゴマリグナン
ごまにしか含まれない特有の成分で、セサミン、セサモリンなど4種類ある。強い抗酸化作用があり、近年注目されている成分です。
赤ちゃんはいつから食べられる?
離乳食にごまが使えるようになるのは、1歳以降(離乳食完了期)からです。
必ず「すりごま」にして使用します。すりごまにすることで消化吸収も良くなり、ごまの風味も感じられやすいです。
ただし、ごまをすると酸化が起こりやすく風味も劣化しやすいので、使う分だけするようにしてください。市販のすりごまを使う時は、なるべく早く使い切りましょう。
我が家では、すりごまを冷凍保存しています。水分がほとんどないので、冷凍してもカチコチに凍ることはなく、出してすぐに使えます。風味も落ちにくいのでおすすめです。
ごまはアレルギー表示推奨品目に指定
ごまは、アレルギー表示推奨品目21品の一つです。
初めて食べるときはどの食材もそうですが、少量(ひとさじ)ずつ与えましょう。
ごまはひとさじ入れるのは多いので、少量をパラパラとふりかける程度にしておきましょう。
食べた後に、皮膚に赤みやかゆみが出たり、腹痛や下痢、呼吸に変化があるなど、症状が現れた場合は病院に行きましょう。
おすすめのレシピ
かぼちゃの胡麻和え
皮をむいたかぼちゃをレンジで柔らかく加熱し、すりごま、1~2滴のしょうゆで味付け。
ほうれん草やさつまいも、にんじんなどもおすすめです。
黒ごまきなこクッキー
おやつにもおすすめです! きなこと合わせて栄養満点♪
レシピはこちら→★1歳からのおやつ★黒ごまきなこクッキー【レシピ】
小さいけれど、栄養満点なごま。ぜひ、お料理に取り入れてみてください。
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