基本のだし【昆布だし】離乳初期からOK!

昆布だしは、赤ちゃんの離乳食で初めて使う「だし」として利用されることが多い出汁です。植物性でアレルギーの心配がないので、離乳食初期(5~6ヶ月頃)から使用することができます。今回は、基本の昆布だしの取り方と、その保存方法、活用法についてまとめてみました。

昆布の栄養

昆布には、グルタミン酸という旨味成分が含まれています。この旨味成分によって、塩分などの調味が控えめでも美味しく満足できる味付けができます。またグルタミン酸は、母乳にも含まれているので、赤ちゃんが好みやすい風味であると考えられています。

ほかにも、カルシウム食物繊維も豊富に含んでいます。赤ちゃんにとって、カルシウムは歯や骨の形成に欠かせない栄養素ですし、食物繊維は腸内環境を整える働きがあります。昆布に含まれる食物繊維は水溶性なので、だしの中にもしっかり溶け出します

昆布の選び方

スーパーなどでみてみると、いろいろな昆布が売られています。離乳食に使う昆布だしにはどれが良いのかと迷う方もいらっしゃるかと思います。
 
まず昆布には、食用だし用のものがあります。
 
煮て食べるための昆布は、繊維質が少なく柔らかいものです。だし用に流通している昆布は繊維質が多くて厚めで、うま味成分が豊富です。昆布だしには、だし用の昆布を選ぶようにしましょう。
 
さらに、だし用昆布は産地によって「真昆布(まこぶ)」「利尻昆布(りしりこぶ)」「羅臼昆布(らうすこぶ)」「日髙昆布(ひだかこぶ)」に分類されます。
 
それぞれ旨味や香り、その強さに違いがありますが、どの昆布でも美味しいだしが取れますので、お好みで選んでみてください。個人的には、利尻昆布がクセがなくて好みです。

基本の昆布だしの取り方

<材料>

だし用昆布   10cm(10g程度)

水       1L


①昆布は固く絞った布巾で表面をふく。
※水洗いしてしまうと、昆布表面のうまみ成分を洗い流してしまうので注意。

②鍋に水と昆布を加えて30分程おき、火にかける。

③沸騰する直前で昆布を取りだす。
※沸騰させてしまうと、ぬめりなどの旨味成分以外のものが出てしまいます。

<鍋不要>水出しする方法

①昆布は固く絞った布巾で表面を軽くふく。

②ボトルなどに水と昆布を入れて冷蔵庫で一晩漬ける。
(火にかけなくてOKですが、使用するときに加熱しましょう)

<鍋不要・すぐ使える>超簡単!な昆布だしの取り方

①昆布は固く絞った布巾で表面を軽くふく。

②耐熱性のお椀に昆布を2~3cmくらい切って入れ、熱湯をそそぐ。

③5分程置き、熱湯に色がついていたら昆布を取り出す。

この方法は、市の離乳食教室で教えてもらった方法ですが、少量すぐ作ることができるのでよく作っています。簡単~!

保存方法

一度に使いきれなかった場合は、冷蔵又は冷凍で保存しましょう。

使いたい時にすぐ使える冷蔵保存が便利ですが、長期保存には向きません。翌日中に使いきれない場合は冷凍保存がおすすめです。

冷凍保存する場合は、タッパーやフリーザーパック、製氷皿などに1回使用する分ずつ保存すると便利です。冷凍保存の場合3週間ほど持ちますが、離乳食に使用するものは1週間までに使用しましょう。

こんな時におすすめ!

離乳初期で使用する時は、野菜を茹でる時に昆布だしで煮ると、風味が出て美味しくなります。おじややうどんを煮ても◎。

かつおだしが使用できるようになれば、かつお昆布だしとして合わせて使うとさらにおいしい万能だしとなります。

大人の料理に使用する時は、お鍋や汁物、お浸しなど様々な調理に活用できます。

 

 

  栄養豊富で、料理を美味しくしてくれる昆布だし。ぜひ、離乳食にも、普段のお料理にも活用してみてください。  

 

 

 

     

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