離乳食で赤ちゃんに与えてはいけない食材、離乳食に向かない食材についてまとめました。離乳食を始める前に一度確認しておきましょう。
食中毒を起こす恐れのある
生魚には最近が付着していることがあり、大人は平気でも赤ちゃんが食べると食中毒を起こす恐れがあります。生魚は、3歳頃から、新鮮なものを。
- はちみつ
1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べると、ハチミツに含まれるボツリヌス菌による食中毒を起こす恐れがあり、危険な食材です。
ボツリヌス菌は通常の調理で完全に死滅させるのは困難なので、ハチミツを含むパンやお菓子、飲み物も食べさせてはいけません。
喉に詰まりやすい
- 噛みにくいもの(もち、こんにゃく、ゼリーなど)
- 小さくて丸いもの(ナッツ類、豆類、飴、ミニトマト、ぶどう、キャンディチーズなど)
- 喉に張りつきやすいもの(海苔、海藻類)
咀嚼がまだ上手くできない赤ちゃんは、丸呑みや誤飲による窒息事故を起こすことがあります。離乳食で与える場合は、食べやすい固さ、大きさにして与えましょう。
餅やこんにゃくなどは詰まりやすい食べ物として認識されている方が多いと思いますが、離乳食で使える食材としてあげられる、プチトマトやブドウ、豆類などにも注意が必要です。あげ方に気を付けましょう。
自分で食べられるようになった頃が一番危険!
ミニトマトやブドウは1/4程にカット、キャンディチーズは袋のまま手で押しつぶして与えると簡単です。海苔は、小さくカットしたりきざみのりを使用すると良いです。大豆や枝豆にも注意が必要です。大豆はつぶれる程柔らかく煮てあるものを、枝豆は半分にカットしておくと安心です。
合わせて読みたい→【こどもの窒息事故予防】気を付けるべき食材
アレルギーを起こしやすい
アレルギーを起こす可能性の高い食材を初めて食べさせる時は、少量から慎重に。赤ちゃんの体調が良く、病院が空いている日の午前中にしましょう。
また、初めての食材は2種類以上一緒にあげないようにしましょう。
- 卵
卵黄は離乳初期(6ヶ月頃)から食べさせられます。しっかりと火を通してから食べさせましょう。
- 乳
離乳中期(7~8ヶ月頃)から、ヨーグルトや加熱した牛乳を少量使用できます。飲料としてそのまま牛乳を飲ませる場合は1歳以降に。
- 小麦
離乳中期(7~8ヶ月頃)から、パンやうどん、そうめんなどを小さく刻んで少量から。
- 落花生(ピーナッツ)
離乳期には避けます。1歳を過ぎてから、ペースト状にしたものをごく少量与えて様子を見ます。誤飲の観点からも、粒のまま与えるのは3歳以降に。
- エビ・カニ
離乳期には避けます。与える場合は、1歳を過ぎたころから。よく加熱し、少量ずつ。市販の海老せんべい等もはじめてあげる時は注意します。
- そば
そばアレルギーは、呼吸困難や意識障害等、重篤な症状が出る可能性があるので、離乳期には避けます。はじめは、そば湯を少し飲ませるか、少量のそばを食べさせて様子をみます。
上記以外にも、表示推奨20品目に指定されている食品にも注意が必要です。
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、 大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
今回紹介した食品以外にも、赤ちゃんによってアレルギーを起こす食品もあります。不安に思った時は、かかりつけの小児科で相談することをおすすめします。また、特定の食材を除去することは、食物アレルギーの予防にはなりません。すでに食物アレルギーと診断されている場合は、主治医の指示に従って離乳食を進めてください。
塩分・糖分・脂質が多い
糖分や塩分が多いものは、赤ちゃんの消化吸収の負担になるほか、味覚への影響も心配されます。量を控えるほか、干物やベーコンなら小さくしてお湯をかけ、塩分を抜くなどの工夫も。
マヨネーズ・ケチャップは、料理に使う場合は離乳食後期(9~11カ月頃)から少量に。
辛味や刺激が強い
にんにく、しょうがは離乳食後期(9~11カ月頃)からOKですが、使う場合はごく少量を風味付けに。香辛料や香辛料を含む調味料も、離乳食完了期(12~18カ月頃)から同様に気を付けて使いましょう。カフェインを含む飲料も避けましょう。
消化しにくい
栄養はありますが、消化しにくいため、1歳半以降に。きのこ類は与えるなら、すりつぶしたり細かくきざみましょう。
食品添加物を含む
加工食品には、保存料や着色料・香料などの食品添加物が多く含まれています。また、塩分も多く含まれます。加工食品を食べさせる場合は、少量を、幼児期以降にしましょう。
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